hellobonjour

大学生やってます

ナポリにて糖分摂取めぐり

ローマからのポンペイ、からの再びローマへ戻る途中で、寄ってまいりました、ナポリ。約1時間ちょいくらいの滞在時間だったけれど、雰囲気をさらっと味わってきました。2つの糖分にて…。

 

 

まず、「カフェ ガンブリヌス」。店内にはそらあもう溢れんばかりの、人、人、人。あとで調べてみるとどうやらかなりの老舗店らしい。たしかに、カウンターであくせくと働いている人はみなおじいちゃんで、でもハキハキと活気があり、内装もきらびやかなんだけど作りたてではない感じ。この地に馴染んで馴染んで馴染み過ぎて板に付いているといったふうで、ブースがわけられている隣のカウンターではめくるめく甘々しいスイーツたちが鎮座していた。

 

ごった返すひとたちに圧倒され、この雰囲気の中で一杯やっていこうと思い立つ。どうやって注文するのかと、周りをみながら見様見真似でやってみた。まずお店の入り口間近にある係の人に、頼みたいものを言う。するとここでまずお金を払う。そうすると、小さな紙切れのチケットのようなものを渡される。レシートであった。内容は書いていないため、値段にあったものをウェイターに口頭で注文するスタイルのようだ。メニューにはほとんどが2,2ユーロであるため、チケットだけ買ってしまえばなにを頼むかは直前まで悩み放題なんである。f:id:tearosejuli:20181110171514j:image

 

向かいのカウンターへ行き、内でせっせと働いているおじいちゃん、ここではまあウェイターなんだけど、彼に紙切れを渡し、「カフェ ガンブリヌスをください」とオーダー。せわしなく動き回るおじいちゃんたちの観察はなかなかに見もので面白かった。

 

 

私の隣に立っていたおじいちゃんはちぃっっっさなコーヒーを、多分きっとエスプレッソなんだろうけれど、飲んでいて、くいーっと一気しては足早に去っていくのをみて、うわあイタリアだなあ、ほんとにそういう人がいるんだなあと感心していた。

そしてきたる、私の「カフェ ガンブリヌス」__________。

 

f:id:tearosejuli:20181110171542j:image

うわお、もりもりホイップに、ココア、コーヒー、なんてわくわくさせる見た目なの、これをこの目の前の、忙しさにしかめっ面してるようなおじいちゃんウェイターが作ったのかと思うと、愛しさと切なさと心強さとで胸がいっぱいになる思いよ…!

ペロリと完食し、空になったグラスはそのままで。去ろうとするとさっと下げられ瞬く間に次のお客さんがその場所を陣取る。立って飲むコーヒーの、なんと心地よいことか。ガヤガヤした人混みを、後ろでも横でも感じる熱気に、私はひとりでにやにやしながらぼんやりするのが好きなんです。ぼんやりしてるっていっても、ただ周りを眺めているだけなのだけれど。

 

 

そして歩くナポリの街並み。ミラノ、ヴェネツィアフィレンツェ、と回ってきて思ったのは、ここ、ナポリの印象は、「治安が悪そう」であった。あとから人に聞いても「ナポリは治安が悪い」と聞いてああやっぱり、と頷けるほど、たった数十分しか歩いていないのに、なんでだか他の都市と比べてガラが悪いというか、どことなくヤンチャな感じが拭いきれなかった。ごちゃごちゃしている路地とか、いやに密接しまくっている建物が高くて陽が当たらないからか、夕方前で天気も良くて比較的明るいのに、なんだか少し、野蛮なにおいがするという。

 

なるべく集合場所に近いところにいよう、とぷらぷら歩いていたら、見つけてしまった…恐ろしく、おそろしいほどに魅惑的な食べ物を…

 

f:id:tearosejuli:20181110171130j:image

ババロア

 

ぎゃふん!!

 

なんだこのど迫力な見た目は!!スタバのフラペチーノも顔負けのビジュアル、そして、甘さの暴力!スイーツ・ハラスメント!

しっとりとラム酒漬けにされているババロア(?)の下には、知覚過敏者には地獄のような甘さと冷たさのひそむアイス!アイス!!アイス!!!ふぁー!!

 

 

 

と、ひとりでむしゃむしゃ食べ、興奮したおかげで、この日の栄養摂取はこのババペチーノ(勝手に命名)で終了しました。あまりの甘さと重さに脳と胃がやられ、じゃっかんきもちがわるくなったのは言うまでもないです。