hellobonjour

大学生やってます

去年の11月2日

朝、さむくて起きて、毛布のぬくもりにまどろみながら二度寝をし、最高にいい天気に満足しながら大学の文化祭へ赴くも1時間すこしでひとりふらふら帰宅するといった今年の11月2日でした。金曜日。この時期はいつもなんだかふわふわ不安になるのだけれど、毎年と違って感情がとくにゆりうごかされることなく淡々と過ごしたなあと思う、不意に泣きたくなったらかなしくなったりさみしくなったりしなくなったなあと思う、大人になったんかね、それはそれで心が安定していてよろしい…と思うと同時に、そんなんでいいのか!と叱咤しちゃう気持ちにもなる。つまんねー!つまんねー自分!て思ったり。静であればあるほど動が恋しくなる。そういえば最近あまりキンモクセイの香りを嗅がなくなったけど、それも関係あるのかなとか思ったり。

 

 

それでもやっぱり11月にはいつもうっとりしていて、昨日同様、私はまた去年の今頃を思い出す。思い出すたびにひとりでエモくなる。去年、イタリアツアー旅行をしていて、私はヴェネツィアへ向かっていた。f:id:tearosejuli:20181102183327j:image

 

 

 

揺れる船で、私は乗り物酔いがはげしいのでさっさと酔いつぶれた。それでもみえる景色は素晴らしく、スカイブルーの空と水に頭をくらくらさせながら目をもくらくらさせて写真を撮った。ふうわりする足元で降り立ち、サン・マルコ広場へ歩く。ああ、なんて素敵な光景なんだろう!f:id:tearosejuli:20181102183219j:image
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人、人、人。ゴンドラに乗るというオプショナルツアーへの参加時間まで、お昼を食べようとしていたところに声をかけられた。同じツアーに参加していた、同じくひとり参加のおばさま。「一緒にご飯食べない?」小柄で人懐っこい顔で問われ、ひとり参加者同士、このひとのバイタリティが如何なものかと興味をひかれたので同伴させていただくことに。添乗員さんおすすめのイカスミパスタを食べる予定だというと、彼女もそのつもりだと言って地図をめくり、ずんずん歩いていった。

 

 

方向感覚がつかめないまま不安でついていくと、探してお店を発見。すごい。おばさんすごい。見つけたー!と2人して歓声をあげ、お店に入る。中はファストフードのような軽快さ。カウンターが4,5席ほどで、テイクアウト箱でいただく。f:id:tearosejuli:20181102183931j:image

 

麺の種類やらなんやら選べる。スタンダード。アツアツで美味しい。まさしくイカ墨!食べている間にどんどんお客さんが増え、食べてすぐお店を出ました。おばさんとともに。

 

 

このあと、おばさんとヴェネツィアを駆けめぐることになるんだけど、これはまた次回。時間の把握と感覚をつかまないと、ひとと行動するのは大変だなあと思い知らされることとなります。