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大学生やってます

昨日のお客さん、その10

昨日はめちゃくちゃ忙しくて、TTYさんがお店をオープンしたというのでその取引先であるお酒の会社3社の人たちを連れて7名になり、R子様が大ママオーナーと田中屋でお蕎麦を食べてからいらっしゃったり、約2ヶ月ぶりくらいのJ会社のHRさんがきたり、みかさんのお客さんKMT先生がきたりと、「笑顔!笑顔!なにはともあれ一にも二にも笑顔に笑顔‼︎」と常に意識していなければ真顔になってしまうほど、私の口角は上向きに整備していた。

 

 

SP会社とST会社とHT会社という、大手お酒のメーカーの人たちを連れてきたTTYさんは、とある居酒屋の会社のお偉いさんである。いつもは、SP会社の人たちだけ、もしくはST会社の人たちだけ、HT会社の人たちだけと、会社ごとにだいたい決まった人を連れてくるのだけれど、昨日はその3会社を同時に連れてくるというから、もう私はくる前からどきどきというかわくわくというか、それに少々の不安と困惑が入り交じった思いでいた。だって、だって、SP会社のお酒も、ST会社のお酒も、HT会社のお酒も、どれをどのタイミングで誰が飲むのか、気になって気になって仕方ないんですもの‼︎

まずは、乾杯のお酒。ビール会社で有名なSP会社とST会社の人たちは、この流れをどうするか?はたまた親分であるTTYさんはどうお酒を振っていくのか?と半分ヒヤヒヤ、半分わくわくしながら見守っていると、「とりあえず、ビールで」。きました、とりあえずのビール。しかし、今うちにはSP会社のビールしかない。他社のビールは飲まないといわれているのを聞いたことがあるので、これをST会社さんたちはどうするのか…?と案じていたが、問題なく、SP会社のお酒で乾杯していて、だけどそのあとの自分のお酒は自分の会社のものをお茶やソーダで割って飲んでいた。もしかしたら他社のお酒など気にしないで飲んでいた人もいたかもしれない。3社ものお酒メーカーが揃ってお酒を飲むことになると、作る方は大変だろうなと思った。それとも私が考えすぎなんだろうか?

 

 

J会社のHRさんは出張が多く、アジアやアメリカを中心に行き来していて、最近ではサンディエゴに行っていたらしい。いいなあと言うと、「そういうところへ行くというとね、大概いいねとか言われるんだけども、仕事だからね、仕事済んだらさっさと帰ってこいってなるんだよ、0泊2日とかで帰ってくることもあるしね。ロスまで行くと深夜便が動いているからというんだ。深夜便だよ。飛ばさないでくれよって思うよ。それでこっちにつくのは朝の5時くらいでさ。会社行けちゃうじゃん、みたいな。で、たまに到着時間が早まってラッキーみたいなのも聞くけど、全然ラッキーじゃないよ、朝の4時半に空港なんてさ」と言っていた。

 

 

私は22時過ぎごろからTTYさんにワイン飲みなよと声をかけてもらったのでミニボトルを持っていき、ST会社の人の隣に座らせてもらった。いつも私に飲みなよと気にかけてくださるTTYさんと、とうとうグラスを交わすときがきたのだ。私は嬉しさと緊張で体が火照り、焦りながらもにこにことしているしかなかった。ST会社のYMKKさんとおしゃべりをし、ワインのソムリエの資格を持っているというその人の話を聞く。

「女性って、男性よりすごく優秀だと思うよ」とおっしゃっていて、このくらいの年代の人(40〜50代くらい)が言うには珍しい、とても貴重な意見を聞いた。仕事に対して、男は女より優っていると言う概念が強いであろうという私の偏見を、覆したひとで、私は驚く。「本当にそう思うよ。男はアホだけど、女の人は感性が男とは違う。仕事でも営業で女の人がいるけど、すごいよ」と言っていた。そう言える40代、50代の男の人ってなかなかいないと思う。16時から飲んでいる(仕事で)彼らは、23時半になってもまだ飲み続けているのに、意識はしっかりしていて、そこもすごいなと感心指定sまった。体力、気力、ともにそうそう並のものでは生きていけないと思う。私は彼らにとても興味を持った。