セレーナゴメスはいい女？

この前ドライブをしていた時のこと。流れてくるラジオで、曲の紹介がされていた。ザ・ウィークエンドが歌う曲が元カノであるセレーナ・ゴメスへの未練たらたらソングではないかというもの。セレーナといえば、あれ？最近ジャスティン・ビーバーと復縁したって聞いたけど、また別れたんだっけ？ラジオパーソナリティーのクリスペプラーは、「ジャスティンといい、ザウィークエンドの彼といい、別れてもこう熱烈に彼女のことを歌に書くなんて、セレーナはよっぽどいい女なんだなあ」と言ったのだった。

いい女？いい女とは？いい女のポイントってなんだろう？なにをもってして“いい女”になるんだろう？忘れられない女、離したくない女、捕まえたくても捕まえられない女、魅力のある女。セレーナ・ゴメスの歌は、「it ain`t me」がすごく好きで、それまではなんだか子供っぽくてピンと来ないのもあったし、だったらテイラーの方が聴きやすいわなんて思っていたけれど、最近の彼女の曲はなんだか洗練されているというか、意外に大人っぽい歌を歌うんだなと関心を持ち始めた次第。一言でいえばとても「emotional」。エモい。そう、とてもエモい。「it ain`t me」なんか、切なくて気持ち良い。MVもこれまたエモーショナル。

新曲の「Back to you」。ああ、イントロからやられた。意外や意外、これもまた耳にしっとり流れてくる彼女の低音ボイス、高いんだけど低い、みたいな、大人っぽい声がよくて、質がいいと感じる。聴いてると、踊りたくなってくる、揺れたくなってくる、青々としたミラーボールがきらめくクラブのボックスで、お酒の入ったグラス片手に目をつむって切なげに身体をゆらゆらさせたくなる。もう別れた彼のことを思って。パーティーに戻るわ、って言って。パーティーを抜け出さない？って言って。

そんな彼女が歌う曲は誰のもの？誰のための、誰に当てたものだろう？ジャスティンだろうか、ほかの誰かだろうか。私も彼らみたいに、誰かのために曲を書いて熱烈に恋をしてみたい。私のために曲を書いて欲しいと思う。私のため、じゃなくとも、結果的に私へのラブレターとなるような、忘れられない女になってみたいと思う。ミューズ。目指すはミューズなのである。私のミューズも早く見つけたい。