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大学生やってます

早稲田松竹で「早春」と「暗殺のオペラ」映画三昧

朝から映画みに行って、外出券もらってお昼を食べにいき、ぶらぶら神社散策と本屋さんひやかしてまた同じ映画館に戻り映画をみて速攻帰宅、即夕ごはんという、叩きのめすほどに完璧な休日コースを歩んできました本日です。もう1日もあと数時間で終わるというのに、なんでしょうこの充実感、今日はもうあとはランニングしてお風呂はいって寝るだけヤッホー‼︎月もいいかんじに秋の雰囲気を、いやいい感じどころではないな、ガンガンに醸し出してるし、「質のいい睡眠」ができそうな予感しかなくて、うっとりよ、うっかりだるくなってきお風呂入るまでがめんどくさくなってしまわないように、さっさと外へ出てさくっとランニングしちゃお、と急いでこれを書いています。

 

 

まず1本目に見たのは「早春」。主人公の男の子、15歳が、学校を辞めて公衆浴場で働き始めるところから。先輩の年上美女に翻弄される。されるというか、勝手につきまとう。年上美女は、フィアンセがいながらも別の男と密会したりして、それがなおさら主人公の野心?なるものを掻き立たせる。ストーカー、執着、あほらしいほどの熱の上げっぷりに、彼の幼さが際立っていらいらする。振り向かせようと必死なのはわかるけど、それにしてもやりすぎ。クソガキにもほどがある。年上美女が、嫌いな受付係の同僚の目の前で「私、なに食べても太らないの」と言いながらパフェかなんかをいやらしそうに美味しく食べるシーンが面白い。受付係の目の前に持っていったパフェは、彼女の振りまく香水によって手をつけられない状態となる。

ストリップかなんかの店に飾られた、恋い焦がれた人のパネルを見て盗みだす主人公。彼女の跡をつけ、「これはどういうことなんだ」と彼氏でもないのに問い詰めたあげく電車の中で暴れる彼の大人気なさに、もはやついていけない。

ラストは、スローモーションと衝撃がごっちゃになってエンドを迎える。水中シーンが美しいのは、全映画共通なのかもしれない。彼女がゆっくりと倒れていくのを、ペンキが倒れて真っ赤に染まるのと重ねているのが秀逸。彼は、ようやく彼女とひとつになれるといったチャンスをうまく扱えず、逆上、幻想の中に彼女を夢みるだけとなる。水の中で抱く彼女はあたたかい?彼にとって女は生身の人間であったのか。

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思ったより面白い映画だったなあ、と呆けた気分で、とりあえず腹ごしらえをしてから次の映画を見ようと入場券をもらって外に出る。早稲田松竹は初めてだったので、このような使い勝手の良さに、いままで通ってこなかったもったいなさをしみじみと実感した。

西早稲田まで歩き、中国茶の美味しいお店でおかゆランチを食べ1時間ほど居座ったところで散策、ぶらっと早稲田までいき戻って高田馬場のお店を物色し、夕方にまた映画館に戻って「暗殺のオペラ」を見ました_______。

 

 

ああ、ベルナルド・ベルトルッチ‼︎「ラストタンゴ・イン・パリ」ではお世話になりました____‼︎いやなんもしてないけど‼︎むしろ期待が大きくて思ったより拍子抜けしてしまったけど‼︎いや〜あなたでしたか〜〜〜〜〜

カメラワークが最高、男と女が向かい合ってスイカを食べるシーンの、奥まった景色さえも計算尽くしで構造が綺麗、手前に座っいる2人の向こう側に、外に続く廊下のような道があって、それが規則的に並んでいる。

中庭も美しく、グリーンが鮮やか。愛人が扱う花も、色とりどりで、ダリアでしょうか、ぶわっと画面を華やかにしていて、綺麗だなあって感嘆してしまう。父を殺したのは誰かわかったけど、なんだかそれだけではない問題がある気がして、ラストのあの鉄道の見せ方、だれか解説してくださ_____い‼︎

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