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大学生やってます

わたし恋をしている

わたし、恋をしている、というキャッチコピーがあったら、外を走る電車から見える広告でも、一瞬で捉えられるほど簡素で濃厚な文句だと思う。

 

まず主語が「わたし」であるからにして女、さらに漢字ではなくひらがなを使っているあたり、強調しすぎないというか「自分」でも「あたし」でも「我」でも「俺」でも変換できそうに柔和で柔軟だ。あたし、だとちょっと「アタイ恋してまっせー!」と主張が強い感じがするし、私、だと女性感が強くて男の人は感情移入しにくいのではないだろうか。あえてひらがなでわたし、と主語をはっきりさせることで、恋をしています、と穏やかながらきっぱりと芯の通ったイメージが浮かぶのさ。とても主観的な見方ですが。

 

 

恋をしている、というフレーズ、これはなんとも直球ですし簡潔ながら、恥ずかしさより納得を感じる。恋をしているなんてなかなか言わない。死んでも言わない。宣言なんてもってのほか。でも、改めて見てみると、文字に起こして見てみると、ああいいなって思う。恋をしている、恋という衝動を抱えている。恋に対してしみじみかつ圧倒的な支持を持っている。

 

恋は衝動であるというのはかの有名な私が言った台詞でありますが、ほんとにまんまとその通りだと思っていて、だってそうじゃん!ハッピー!ラブー!ショックー!ブルー!ってなるのなんて止められないじゃん!と思うわけで。衝動が好きというより、衝動によって動いていける自分が好き、というのもあって、恋をするのが好き。最後に衝動を起こしたのはいつだろう?わたし、最近恋、してる?と振り返る。口には出さないけど、ふとしたときに感じたいキャッチコピー。こんなロマンティックなこと思いついちゃう私、ロマンスありあまってるんじゃない…?と思ってたら、益田ミリさんが同じタイトルで本を出してました。そして福山雅治が同じフレーズの歌を歌ってた。なんてこった。

益田ミリさんは雑誌ananで「ぼくの姉ちゃん」が連載されているので毎週読んでます。結構すきです。福山雅治はわりかしどうでもいい。

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なんやねん